いよいよ北海道においてマイクロバブル技術を適用する可能性が高まってきました。その起点となった函館における私の講演のタイトルは、「マイクロバブルのブレイクスルー」でした。

 会場は函館駅前のロジェホテル、なかなかモダンなホテルで、当日は同じフロアで他の講演会も開催されていました。

 今回は、函館高専協力会(地元企業80社で構成)が主催し、その講演会を企画された函館高専の小林教授からは、元気のない函館に「風穴を開けてください」と依頼されていました。

 もともと、この講演依頼は、高松市で開催された昨年8月に開催された第7回全国高専テクノフォーラムにおける懇親会の席上で小林先生から受けたものでした。

 そこで、90分の講演で私が用意したスライドは118枚に上るもので、以下のトピックスを中心にして講演の柱を立てました。

 ①岩村もみじ屋のもみじ饅頭

 ②岩国村重酒造「錦」の三冠達成

 ③マイクロバブル野菜

 ④マイクロバブルの発生方式、風呂用装置「光マイクロバブルB1」

 ⑤マイクロバブルグリーン・ニューディール作戦、阿智村プロジェクト

 ⑥マイクロバブルとは何か

 ⑦マイクロバブル社会の形成

 この講演を聞かれて、次のような感想を持たれて方が多かったようでした。

 ①まず、マイクロバブル入浴を自分で体験し、マイクロバブルのことを直に確かめてみたい。最近、このようにマイクロバブルを理解したいという方が増えていますが、函館のみなさんもそうでした。

 ②ご自分の仕事にどのように役立てるか、これについてもいくつかの相談がありました。

 ③函館高専と協力会を中心にしてプロジェクトづくりを行いたい。これに関しては、地元の中小企業を活性化する話やみんなで取り組む水質浄化・植物活性のプランも提示されていました。

 このようにして、函館のみなさまに、よいマイクロバブル刺激を与えることができましたが、何よりもこれによって小さくない風穴を開けることができ、少なくないみなさんが新たなマイクロバブル挑戦を私とともにやってみようと決心され、目を輝かせていたことがとても印象深いことでした。

 また、懇親会の席に、村重酒造から送っていただいた「錦」が披露され、これにはみなさん大喜びで、会場には、それをいただこうとする方で長い行列ができていました。

 もちろん、この日本一の酒の味に、みなさんとても感激されていました。村重酒造のご厚意に深く感謝申し上げます。

 このようにして、今回の北海道行きは少なくない成果を修めることができましたが、この輪が全国に広がっていくとよいなと思いました。


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