新しい研究室に移ってまいりました。今、その研究室の私の机で本記事を書き始めています。テクノセンター二階の南向きの暖かい部屋です。

 思えば、1995年に、このセンターは建設されました。当時、私は、ドイツに留学中であり、初代テクノセンター長として、このセンターの設計を行った後に、ドイツへ赴きましたので、その新設が完了したことを、その旅先で知ることになりました。

 帰国後、そのセンター長としての任期が残っていましたので、ここを拠点に活動を再開しましたが、いまでは、それらがよい思い出と教訓になっています。

 そのセンターに15年ぶりに帰ってきて、これから2年間の研究活動の基盤を形成できるのですから、これは大変な奇遇といえます。

  これも何かの縁、ふしぎな運命の巡り合わせ、チャンス到来と「プラス思考」して、前向きに取り組むことにしました。

 人生ですから、思うように動かないことが常に起こりますが、そのことに落胆するのではなく、あるいは嘆くのではなく、それも機が熟していないから、あるいは、もっとほかにやるべきことがあるはずだと思えるようになりました。

 この「気分前向き」といえる「マイクロバブル効果」をとても大切にすることができるようになりました。

 また、そう考えながら作戦を練り直し、新たな行動を起こすことができるようになると、ふしぎと物事がトントンと前に進むことがよくあります。

 マイクロバブルの道は、それだけ複雑で多様、多彩なのです。ですから、多くのみなさまを支えることができるのです。

 この数日間の引越しで、懸案事項が山積しています。ここらで、少し中断させていただき、それに取りかからせていただきます(つづく)。