東京からの帰りの新幹線からです。ただ今名古屋から京都に向かっています。車窓からの天気は曇り、穏やかな夕暮れです。
26日は東京で、これから始まる北海道、東北のプロジェクトの打ち合わせを行い、その具体化が検討されました。
27日は、朝から千葉に行き、面白い方々と出会いました。また、夕方は、元木更津高専の久松先生と一緒に食事をして、これから本格的に始まる全国的な高専連携の仕事について熱い議論を交わしました。二人して、焼酎を飲みましたが、以下の名前がついていました。
①夢の一滴
②豪放磊落
いずれも鹿児島の芋焼酎の名前ですが、これらにあやかりたいですねという思いを込めて、互いに議論を戦わせました。
久松先生とは、長年ふしぎと議論を交わす仲であり、気分前向きの指向がよく似ています。高専退職の同年齢のみなさんと比較すると稀有な存在であり、これからも重要な仕事をすることを確認させていただきました。
さて、本日は、朝から企業の方と面談、この方とは、丸の内ホテルのいつもの喫茶室でハイボールを飲みながら話をすることを常にしていますので、本日も朝からでしたが、それを飲みながら熱い議論を行いました。
また、お昼には、トンカツ屋の「和幸」で定食を食べながら、ある大学生と面談、階段をひとつひとつ踏みしめながら登っていくことによる「勉強の大切さ」を述べさせていただきました。
そして、東京駅の大丸で、木村屋の「あんぱん」をお土産に買って新幹線に乗車しました。東京駅では、キオスクで坂本龍馬に関する本を2冊買って、それを読みながらいつの間にか居眠りをしていました。
ただ今、京都駅を出発しました。これで帰路の半分を過ぎたところです。
さて、今回の旅のハイライトは、なんといっても千葉であったKさんでした。中華料理店で私の隣に座った方で、優しそうで、とても素直なよい方とすぐにわかりました。
私が挨拶すると、隣の方の指を静かにつまんでいました。「何をされていたのですか」と質問すると、そのつまれた方の方が、指が痛いので、そこから悪いものを取り除いていただいていました。
「えっ!」と思い、跡で、その実体が理解できましたが、それが、世にいう「気功」というものでした。食事が終わり、コーヒが出されたといでした。
隣のKさんが、私のコーヒーに向かって、気を入れ始めました。すると、すぐに、コーヒーのなかから泡が出始めたではありませんか、目の前で起こった現象に吃驚しました。
呆然としながら、そのコーヒーを飲むと、飲めないほどに熱くなっていました。「話には聞いていたが、これが気功か」と驚きました。
このコーヒーに驚いていると、その彼から手を見せてくださいといわれました。両手を差し出すと、「あなたは発明をなされていますね」、「しかも、あなたは、この発明の線が太く深いので、普通ではない発明をなされていますね」
こういわれると、正直に返事をするしかなく、「マイクロバブルの発明を行っています」といい、その手相の発明線を教えていただきました。
こうして、いろいろな面白い会話をしているうちに、また、その彼が次のように尋ねてきました。
「あなたの学校の女子学生で、あなたの話を熱心に聴いている女子学生がいますね。その学生は、髪が長いですね」
こういわれて、はたと思い浮かべ、それが、24日に豊橋技術科学大学であった会った、大分高専の三浦さんであることに気づきました。
確かに、私の話を熱心に聴いてメモを取っていました。色が白く、髪が長く、そしてとても美人でかわいい学生でした。大分高専も同じ高専機構という組織に所属していますので、私の学校の学生といってもよい方でした。
こうなるといよいよ彼の話を信じるしかなく、次のようにお願いをしてみました。
「私は、昔から右手がよく冷えるのですが、これを改善することはできますか?」
こういうと、彼は、私の手のひらを両手で挟さみました。柔らかくて、温かい手でした。この状態で、約10秒が過ぎたころでしょうか、私の手に反応が現れました。
人差し指が軽いけいれんを起こして動き始めました。また、薬指付近が、マイクロバブル入浴でおこる「うずき」とよく似た現象が起こり、気持ちがよいのです。
彼の両手の平で挟まれて約1分ぐらいでしょうか、もうよいでしょうといわんばかりに、彼は手を離して、その改善が終わりました。
これから、私の手はどうなっていくのでしょうか、そう思いながら、これが、気功なのかと感心しました。これから長い時間をかけて私の手が、どのように改善されるのか、その観察をさせていただきます。
Kさん、大変よい経験をさせていただきました。深く感謝申し上げます。
コメント