本日から3日間、東京、東北方面に小旅行に出かけることになりました。

 昨日は、母の日でしたので、そのプレゼントに、DVD映画数編と本三冊を買いました。そのついでに、私も本を購入し、そのなかの一冊が井上ひさしさんの「ふふふ」という本でした。

 約1000字程度のエッセイ集46編ですが、この見事さに目を見張りました。新幹線のなかで読み始め、その見事な内容に吃驚し、気分が相当良くなりました。

 この短文の素晴らしさは、最後の2、3行にあります。この結論をいうために、その前のくだりがあります。

 それを意識して書き下ろしたのだと思います。さすが文章の天才といいますか、笑いの、そして「ふふふ」の天才だと思いました。

 この本があまりにもおもしろいので、いつもの作業を取りやめてしばらく読みふけり、感心を重ねていました。

 そして、私のブログ記事もこのように読んだ後に感動が残るものにしなければならないとしきりに反省させられました。

 しかし、目の前の作業が待っているので、この読書を中断、外国からのマイクロバブル入浴に関する問い合わせ、国内では、手紙や資料の送付のお願いなど、懸案を処理しました。

 そして、本日の会議のスライドづくりを行い、今、その作業を終えたところでした。 もうまもなく東京駅ですので、この記事もしばらく中断ですね。

 午後からは長時間の会議がありますが、そのときに少し退屈したら、今朝、新幹線のなかで味わった「ふふふ」の感動を思い出し、会議に「おもしろくまじめ」に取り組みたいと思います。

 さて、「ふふふ」の会議はどうなったか?

 それを終えて、東北新幹線の車中からです。今、大宮を過ぎたあたりでしょうか。天候は曇りです。

 会議では、10分間の発表と発言を数回、一番良く発言させていただいたので、気分よく退出することができました。いくつかの報告を聞きましたが、なにか頭で考えたものばかりで、実践的要素がうすいというか、現場で地を這うような取り組みがすくないなと思いました。

 合計4時間を超える会議で、少々喉がかれたので、水分補給をさせていただこうと飲み物を買い、つでに、福井県産浜干し「甘えび」(越前田村屋)を買いました。

 これをいただき、あまりのおいしさに「ふふふ」となりました。帰りに、東京駅でたくさん買って帰ろうか、お土産に持っていったらどうかとしばし思案を巡らしました。

 近来、このようにおいしいものに巡り合った記憶がありません。これは、「ふふふ」を三回いってもまだ足らないですね。

 山口にも、母の日プレゼントに追加して買って帰ります。あまりのおいしさに、「ふふふ」の会議のことは、ほとんど忘れるほどに吹っ飛んでしまいました。


  J0399005