「私は、身体が弱く、歳を重ねるごとに、それが深刻になっていました。病院にいっても治らず、また、鍼灸にいっても、なかなかよい改善には至りませんでした」

 「そうですか、大変でしたね」

 「そうなんです。私は、あることを考え始めると、どこまでも考え続けますので、ついつい、それがストレスにまでなってしまうことになります。歳を取ると、なかなかそれが回復しなくて、困っていました」 

 「お身体が丈夫ではなかったのですね」

 「はい、いくら療養をしても治らなかったので、もうこれはダメかとあきらめかけていたのですが、ある方から、小さな気泡を出す装置を紹介していただき、それが転機になりました」

 「えっ!小さな気泡ですか?」

 「はい、それは、マイクロバブルと呼ばれるものでした」

 「そのマイクロバブルが、どうしたのですか?」

 「いやぁ!それは小さな泡だというので、それが私の身体の改善によくなるなんて、最初は、とても信用することはできませんでした。

 それに、その機械が届けられたときには、身体の具合が悪く、何カ月も、それを使わずに置いたままでした」

 「なにがきっかけで、それを使ってみようと思われたのですか?」

 「そのマイクロバブルのことを書いた本を読んだからです。たしか、『マイクロバブルのすべて』という題目でした。

 なかなかおもしろい内容でしたので一気に読み進めましたが、あまりにも常識外れのことでしたので、ほんとにそうなのかなと思うところがいくつもありました。

 常識では考えられないことが多かったというか、非常識のことばかりが書かれていました」

 「それで、どのような身体の具体的な改善があったのですか?」

 「まずは、なんとなくリラックスできるようになったと思いました。身体が、それ以前よりも楽になったいいましょうか、気持ちがよいのです。それは家内も、そんなことをいっていました」

 「以前は、何かつまらないことが起こると、それが気になって、なかなか落ち着きませんでしたが、それが、気にならなくなり、その程度のことでいろいろ深刻に考えてもしょうがないといいますか、すこしゆたっと考えることができるようになりました」

 「それはよいことですね。私も、ときどき、くよくよして気分が悪くなることがあるのですが、後で考えると、たいがい、なんで、あんな小さなことでくよくよしていたのかと反省することがあります」

 「あなたもそうですか、それから体調を崩すときは、決まって私の場合咳が出てきます。そこで、喉から気管の部分にマイクロバブルをあててみました。そうすると、これがじつによく、咳がでなくなりました」

 「身体が冷えると、あるいは冷たい風にあたると、よく咳がでるようになります。身体が冷えておられたのだと思います」

 「そうなんです。体温が低く、そのため、身体の変調が不通になり、不快感を味わうようになっていました。それがどうでしょう、いつも身体が温かく、夜もぐっすり眠れ、咳が出なくなり、いつもここちよいのです。これは大きな違いですよ」

 「そうですか、よかったですね」

 途中から、奥さまも、このマイクロバブル談義に加わられ、その話の花を咲かせました。

 いつしか、夜も更けて、窓からは涼しい風が吹きこんでいました(つづく)。


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