昨夜は、みなさんと一緒に、日本対カメルーン戦のサッカーをテレビで観戦させていただきました。
若者が、逆境と思える状況で力を併せて戦う姿は、じつにすばらしいものですね。世界ランキングもかなり上位の相手に必死で立ち向かう心意気に感動しました。
試合後のインタビューで、活躍した選手が、このところ負けてばかりいたので、それを取り返すことができたのはよかったと振り返っていましたが、それが自然に出てきていたところがよかったと思います。
「さぞかし、なにくそ」という密かな思いを宿して懸命に練習していたからでしょう。このようにして、若者たちは変わり、成長を遂げていくのですね。
そして、さらに感心したことは、その勝利に左右されずに、すぐ次の試合に挑む姿勢を明確にしていたことでした。
さすが、世界のトップレベルで戦う若者であり、次の戦いに、すぐに備えようとする姿勢がじつに立派です。
通常であれば、大人であっても、その切り替えができずに、余韻を残してしまうのですが、この点が大きく違うようでした。
それにしても、このように全力で、これでもか、これでもかと戦い続ける若者たちの集団を、近頃、あまりみたことがありません。
若者だけでなく、大人においても、その光景を目にしたことはあまりありません。
どちらかといえば、いったことをいわないとか、約束したことを約束していないという次元の話で、毎日のようにマスコミをにぎわしているのが、昨今の状況です。
ですから、このサッカー選手の若者が一際輝くことになったのであろうと思われます。
その暗闇のなかで、彼らは、青い閃光を放ちました。その青さに、日本中が湧きたった一夜でした。
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